吹奏楽とはどんなもんでしょう?こんなもんです、「はい」・・・とは言えない部分がいくつか吹奏楽にはあります。 まず一つ目、基本的に軍楽隊から発展した吹奏楽は、標準的な楽器編成と呼ばれるものがありません。 ここを見れば様々な楽器編成によって吹奏楽の演奏がおこなわれていることがわかるでしょう。
簡単に言ってしまうとオーケストラの編成から、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロを除き、サックス、サクソルンを加えた編成といえるでしょう。 なぜコントラバスを除く弦楽器が吹奏楽にはないのかという点については、 軍楽隊という性格上屋外で演奏することが多く、音量のあまりでない弦楽器ははずされたためと考えられます。 また、音量を増すという点から、新しい楽器も積極的に導入されました。 サックスはサクソルンを軍楽隊に使用させようとしました。 その成果は1867年のパリ博覧会における各国のバンドの編成においてみることができます。
実際、60年ほど前のロシアの軍楽隊はサックスを使わずサクソルンを使用していたようです。 スペインやオランダではチェロを編成に加えるバンドもあります。 アメリカの軍楽隊にもチェロを持つバンドがあります。

アメリカでは多くの大学の吹奏楽団が知られています、CDも日本で容易に手に入れることができますが、 プロの楽団というのは知られていませんし、おそらくないでしょう (イーストマンは、イーストマン音楽学校の学生によって編成されていますし)。 とか、いいながらアメリカの軍楽隊の奏者はほぼプロなのでプロの楽団といえるかもしれません。 外国は日本のようにプロとアマチュアの線引きがされていないので判断の難しいところです。

ギャルドが有名なフランスでは伝統的にサクソルンが用いられているそうです。 フランスではパリ市警音楽隊なども有名です。 現在日本、アメリカなど一部の吹奏楽の盛んな国をのぞいては、ほとんどの国において吹奏楽は警察音楽隊軍楽隊においてのみ見られるようです。

標準の編成がないということは、吹奏楽というものがあるスタンダードな音色を持たないということでもあるのです。 このために多くの吹奏楽指導者は苦労を強いられています。 オーケストラでは編成がいくつかの専門用語で表されます。 2管編成、4管編成などがそれです、管楽器の本数を表す言葉ですが、吹奏楽ではそのような標準的な編成を表す言葉がありません(ドイツ式、フランス式などおおざっぱなものはあります)。 日本のコンクールでは人数によって小編成、大編成などと分けられていますが、大きな違いがないのはコンクールの上位のバンドを見ればわかると思います。 地区止まりのバンドなどにはダブル・リードがなかったりしますが、上位に入ってくるバンドにはダブルリード、コントラバスがきちんといて編成上は大編成とはほとんど代わりがありません。

英語名による分類法は下のようなものがあります。
(Wind) Band Brass Band
Military Band Marching Band
Concert Band Full Band
Symphony Band

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