ビブラートには何種類かあって「あごでかけるもの」「のどでかけるもの」「おなかでかけるもの」「楽器を動かすもの」などがあります.
ビブラートは基本的にピッチの上下で表現されますが,オーボエなど一部楽器では音量の変化で代用することもあるようです.
ビブラートを用いるとき注意しなければならないのはこれをしっかりと意識しコントロールして用いるということでしょう.,どのフレーズにでも安易に用いるものではないですし,かけすぎは聞き苦しくなる原因にもなります.まずはまっすぐきれいにロングトーンができるようになってからと言うのが正しい練習のステップでしょう.
最も一般的で教えやすい方法,かつコントロールしやすい手法です. 金管バンドの国イギリスではもっぱらこの方法が用いられるようです. また,金管バンドでは速くて小刻みなビブラートが好まれるようです. いくつかの教則本にはこの方法が載っています. やり方は非常に単純で,通常ロングトーンをしているときには動かさないあごを上下に動かすというものです.あごだけを上下することはおそらく不可能だと思われるので下に下げると同時に口の中を大きく取り,上げると同時に狭めます.これによってあごの上下と音程の上下が一致します. 練習方はタンギングの練習と同様に,初めはゆっくり「あーうーあーうー」,そしてだんだん早くします. 音程のとり方はロジャー・ボボは上に6割下に4割 と言ってます(「Mastering The Tuba BOOK1」)がこれが意識的にできる人はすごい人だと思います(メーター見ながらピッチの上下をコントロールするんでしょうか・・・).
のどの奥のほうでクックックとのどを鳴らしてかけます.スロートビブラートといいます.教則本などにはあまり載っていないようですが,ハーモニカなどでは比較的一般的なテクニックのようです.
フルート奏者が主に用いているテクニックです. 他の楽器でもできるでしょう. おなかをヒクヒクさせてビブラートをかけます.横隔膜でかけると言われる事もありますが,横隔膜を自らの意思で動かすことはできないのでこれは不正確な表現であるといえます.
トランペット奏者などで用いる人がいますが,ユーフォでこれをやるのはお勧めできません. なぜなら楽器の重量を支えるのがただでさえしんどい楽器を小刻みに動すと,腕の緊張,唇に対するかどの負担などが懸念されるためです. また,これに類似するものとしては. トロンボーンのスライド・ビブラートがあります. これは1番ポジションで使えないという問題がありますが 昔からこの問題に対応するためにハイピッチの楽器を用いて1番ポジションを少し抜いたところでとるといった手法が用いられます.この弊害として7番ポジションが使えなくなるというものがあります. ユーフォにはトリガー付のものがありますが.基本的に下げる機能しか持っていないためにこれを用いるのは困難でしょう.