時は1998年7月の第1週・・・、あまりにもひまだったので前々からほしかった楽譜を書くソフトを手に入れようと思った。
売っているソフトは高いし、そんなんを買う金もないのでフリーで手に入るやつにしようと思った・・・。
そこで候補として出てきたのはMusixTeXです。 MusixTeXとは何かというと、TeXで楽譜が書けるようになるマクロ、フォントなどのセットのことです。 TeXとはKnuth博士が開発した文書整形用のマークアップ言語で理系の大学生のレポート用として日本で良く知られています。 論文や科学雑誌への投稿などもこのファイル形式によって受け付けられています。
このTeXで、楽譜を文書の中に入れてみようとして開発されたのがMuTeX、これは複雑な楽譜を書くことができませんでした。 そして、スコアなどにも対応したMusicTeXがつくられ。 さらに高度な楽譜へと対応したMusixTeXが現在配布中です。 とりあえずTeXをとってくることからはじめました。

第一段階
TeXについての情報を仕入れる。
それにはここだ とりあえずここを起点にいろんな情報を集めることができる。

第2段階
Win95で動くTeXバイナリ、その他を手に入れる。
本を買えば早いのだがお金がもったいないので全部通信で手に入れる
(値段的にはそんなに変わらないと思うが最新版が手に入る)。
角藤版を手に入れた。
これは角藤さんのホームページどおりにインストール。
autoexec.batに下のようなものを追加
SET TEXMF=d:/usr/local/share/texmf
SET TEXMFCNF=.;d:/usr/local/share/texmf/web2c
texmf.cnfの下を変更
TEXMF = d:/usr/local/share/texmf
TEXMFCNF = .;d:/usr/local/share/texmf/web2c
mftoolsもとってきてインストール(これがないとフォントを自動で作れない)。
画面表示とプリントアウト用のドライバDvioutもWin95で動くやつを取ってきたが「自動フォント生成機能(昔はこんなのなかった、これですごく便利になった)」の設定にてこずる。
最終的にfont2のところに「`mktexpk ^s ^d ^D ^m」とすることで動くようになりました(こう書くと簡単のように見えますが、実際には結構てこずりました)。
これでTeXは完璧。

第3段階
MusixTeXをとってきてインストール。
適当にフォルダに分けていれて完了(フォンとはフォントのところへ、その他はスタイルファイルのところへ)。
詳しいインストール方法
MusixTeXを使うための外部アプリケーションmusixflxのwindos用バイナリも取ってきた。

第4段階
エディタのMule for Windowsを手に入れる。
7メガもあってびっくり、TeXよりでかい感じがした。
インストール、特に難しいことは何もない、dot.emacsを.emacsにするのにdos窓を使うことに気づくのに時間がかかった。 (エクスプローラーでやるとエラーが出るので、勝手にこのままでいいのかなあ、などと思ってしまい、これに気づくのにも結構かかった)
autoexec.batに下の行を追加
SET EMACS_NO_CONNECT=1
これでダイヤルアップが勝手に起動しなくなる。
Mule上でTeXを編集するのを楽にするYaTeXを入れて簡単に編集できるようになった。
YaTeXを動かすために.emacsに下のような設定をつけた。
;;;; YaTeX
;;
(setq auto-mode-alist (cons (cons "\\.tex$" 'yatex-mode) auto-mode-alist))
(autoload 'yatex-mode "yatex" "Yet Another LaTeX mode" t)
;; dir load-path
(setq load-path (cons (expand-file-name "d:/usr/local/mule2/lisp/yatex") load-path))
(setq tex-command "platex")
(setq dvi2-command "d:\tex305w\dviout")
これでほぼ環境は整った。

これできれいな楽譜がかけるようになった。 サンプルとかを見るとびっくりするくらいきれいだ、売り物とまったく遜色がない。
TeXファイルを直接編集するのは非常に手間がかかるが PMXというプリプロセッサを使うことで音符の入力は格段に楽になります。 いろいろな楽譜上の文字の入力などはTeXのファイルを直接いじくるのがいいようです。
  昔98にTeXをインストールしたときとはあまりに環境が違いびっくりしたが、昔に比べて使いやすくなっているように感じた。
でも、やっぱりUNIXから出てきたものは非常に初心者に取っつきにくいようにできているとしか思えない。
なんせコンパイルするのと見るためのとフォントなどすべてが別々にあるなんて、普通の人は信じられないだろう。