バリトンとユーフォニアム同様、一般に誤って解釈されている楽器がテナー・ホルンです。
ここでいうテナー・ホルンはイギリスの金管バンドにおいてそう呼ばれている楽器を指します。
ドイツ周辺では、オーヴァルタイプ(卵型)のユーフォニアムをテナー・ホルンと呼ぶようです。
テナー・ホルンという楽器はサクソルン・アルトという楽器と同一であり、サクソルンの一種です。
現在日本の吹奏楽においては、アルト・ホルンあるいはアルトと呼ばれています。
テナー・ホルン(あるいはホルン)という呼称は、金管バンドにおいて
主に用いられ、そのパートはソロ、第1,第2の3パートです。
Eb管で、コルネットとバリトンのちょうど中間に位置しています。
この楽器を用いた例としてベルリオーズの「トロイヤ人」の「ロイヤルハント」があげられますが、このパートは
後にホルンに移されました。
吹奏楽曲ではシュミットの「ディオニソスの祭り」(サリュッソホーンも使用するらしい)などで
使用されています。
また、ロシアの軍楽隊では昔、サキソフォーンの代わりにサクソルン類を使用していたために、
ロシアの軍楽隊のためにかかれた曲ではサクソルン類をサキソフォーンの代わりに採用している曲もあるようです。
