t ストップ奏法

ホルンのストップ奏法の起源は、18世紀にさかのぼれるようです。

18世紀の中頃ドレスデンの宮廷にいた有名なホルン奏者Anton Joseph Hampel(1771年没)は、 ベル(朝顔)の中に何本かの指を差し入れることによってハーモニックスの間のいくつかの音程を埋める奏法を 発明しました。これがホルン奏者の言う「ストッピング」です。彼はそのストッピングを「半分」「3/4」「全部」の3つの度合いに分け ています。しかし「半分」と「3/4」のストッピングの区別は曖昧なものでちょっとした加減で違う音が出てしまいます。 ある場合にはストッピングによって音が低くなるのではなく高くなることもあります。

このようにして各倍音間の間を埋めることができるようになりました。 この時の構えが、現在のヴァルヴを採用した楽器でも残っています。

ストッピングによって生まれたのは新たな音程だけではなく、音質でもありました。 ストッピングをすることにより18世紀前半のホルンが持っていたきびきびした音ではなく、 現在のホルンの柔らかい音になったのです。

参考)トランペットのハンド・ストップ

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