シャンクとはマウスピース・レシーバー(マウス・ピースを指す部分、マウスパイプの先端)の太さ・形状を示す用語です。ボア・サイズとは少し意味合いが違います(例:トランペットはさまざまなボア・サイズがありますが、同じシャンクのマウス・ピースを使用しています)。 下の説明の欄に何度も出てくるテーパ(taper、テーパー)とは、傾きのことです。
モールス テーパについてはここを参照。

いろいろな楽器におけるシャンクの違い
トランペット、コルネット、フリューゲル・ホルン トロンボーン ホルン
ユーフォニアム テューバ


ユーフォニアムで使用されているシャンクは3種類あります。 現在、日本で主に使用されているのは細管、太管と呼ばれている2種のもので、それぞれ英語ではTenor Trombone Shank、Bass Trombone Shankまたは、単にSmall Shank,Large Shankと呼ばれているようです。
さらに、中細管(intermediate shank)、テナー・シャンク、ヨーロピアン・シャンク、ブリティッシュ・シャンクなどと呼ばれているものがあります、これはWillsonのカタログではEuphonium Shankとかかれており、古いタイプのものであるといえるでしょう。 現在製造しているのは、Willson(関西では三木楽器,YAMAHAともに扱っているためか中細管はかなり一般化してきています)とHirsburnner(注文生産?,海外ではインターチェンジャブルシステムで3つのシャンクのパイプがついてくるようです)などです。 部品(おそらくマウスパイプ、オールド・ベッソン・ユーフォ用に生産するものか)を取り寄せることで、ベッソンを中細管に改造することも行われているようです。
中細管用マウスピースとしていちばん有名なのはおそらくDEGのBrian Bowman modelでしょう、「EU」と型番につくものがそれです。ブライアン・ボーマンは中細管を吹いているそうです。 Denis Wickはまだカタログに中細管用のマウスピースが載っています。 pre 1974 B&H euphniumとかかれています。 また、Perantucciではユーフォの3種のシャンクに対応したマウスピースを製作しており、その他のメーカーも注文すれば作ってくれるようです。 IsleRicheでも1000円増しで対応してくれるそうです。
これらのシャンクの違いは、トロンボーンなどに見るバック・シャンク、コーン・シャンクなどのメーカー固有のものではなく広く一般的なもので、メーカー各社が採用していることからもそれがうかがえます(もしかすると、オールド・ベッソン・シャンク、ウィルソン・シャンクとか呼ぶほうがいいのかもしれませんが、それらに差があるのかどうか知りません。しかし、店の人曰く、太管を削ったものなどはすり合わせを行ったほうがいい、そうです)。
シャンクのがたは製造過程においても生じるようで,同一型番同一シャンクのものでも違うものがあります.日本ではマッピを削るのが一般的ですが,ヨーロッパでは楽器のレシーバーを削ることが多いようです.

テューバの場合は以下の4種類のようです。
アメリカン・シャンク
モールス テーパ(Morse taper)”.050" per inchです。 多くの4/4テューバ
現在のヨーロピアン・シャンク
モールス テーパ(Morse taper)”.050" per inchです。 5/4テューバ 直径の違いが約 .020"あり、アメリカン・シャンクのほうがヨーロピアン・シャン クより 2/5(.400")ほど入りすぎます。
ジャーマン(チェコ)・シャンク
.040" per inchのテーパ(1mm per 25mm)です。
イングリッシュ・シャンク
オールド・ベッソンのマウスピースで、コンペつきのBBbのレシーバーにフィットしました。 デニス・ウィックは現在でもイングリッシュ・シャンクのマウスピースを作っています。 それらは1,2,3とナンバリングされ、ジャーマン・シャンクのものは1L,2Lなどとされています。

これらすべてに対応するものかどうかは知りませんが、ユーフォと同様にPerantucciが4種のシャンクに対応するマウスピースを発売しています。


トロンボーンは基本的に細管、太管の2種ですが、少し形状の違うものにコーン・シャンク、バック・シャンクと呼ばれるものがあります。それぞれ、太管のものに対する呼び名のようです。
シルキーではバック・シャンクを注文に応じて作ってくれるようです。コーン・シャンクはOLD CONNを対象にしたものです。 バックのホームページにはバックの製品はモールス テーパ1(Morse taper No. 1) (.050 inch per inch)を採用しているとかかれています。



ホルンは大きく分けて2つあります。
アメリカン・タイプ
5/100のテーパ (1ミリ横軸に移動して5/100の勾配をもつ)
ヨーロピアン・タイプ
ドイツ系のメーカーが採用しており3/100のテーパ



トランペットなどの場合。
基本的にトランペット、コルネット、フリューゲル・ホルンはそれぞれ1種ですが、メーカー固有のものとして以下のようなものがあります。 コルネットはコルネット用のマウスピースが入るレシーバーを持っていますが、トランペット用のレシーバーを持つものもあります。
B&H or Besson cornet shank
ユーフォと同様に古いタイプのベッソンは特殊なシャンクだったようです
"Old Model" Olds cornet shank
オールズのコルネット
Couesnon fluegelhorn shank
ケノンのフリューゲル
それぞれ、バックが製作してくれるようです。
参考:バックのサイト
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