純正調とも呼ばれます。 ヨーロッパの音律体型の一つで音階注の各音の振動数比を簡単な整数比とすることで 物理学的に和声的な純正さを保つようにすることからつけられた名前です。

純正律の基本的な原理は、自然倍音列の中から、3和音を構成するのにもっとも協和度の高い 純正5度(基音に対する振動数比3/2)と純正長3度(5/4)を組み合わせて、すべての音律を決定することです。 具体的に例を示すと、基音「ハ」の上に3度「ホ」と5度「ト」をとり、次に第5度「ト」の上にも同様に3度と5度をとると 「ロ」と「ニ」が得られる、さらに基音「ハ」から下に5度をとると第4度「ヘ」を得、「ヘ」の上に3度をとれば第6度「イ」が得られます。 これによると、主音・属音・下属音の上にそれぞれ純正長3度(第5倍音)と純正5度(第3倍音)を重ねるので、 これらから作られる主要3和音はいずれももっとも純粋な和音(4:5:6)を得ることができます。
このようにして作られる純正長音階に問題がないわけではなく、主要3和音が美しく響くものの、それ以外の和音は うなりを生じます。その調以外の曲を弾くことはもちろん不協和な響きを生じる原因になるのでよくありませんが、 転調すらできないのでは音楽を演奏する際に支障を来すのであまり用いられません。

普通に音楽をかじった人間がドレミファソラシドと歌うと純正率になるらしいですが、これが平均律ピアノによって 教育されていくと平均律に変化するらしいです。 これに伴って、純正率の音楽よりも平均律の音楽を心地よいと感じる若い人が増えているそうです。

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