ホルンのストップ奏法の起源は、18世紀にさかのぼれるようですが、ホルンだけがストップ奏法をしたわけではありませんでした。 ヴァルヴという有効な手段が発明される以前にトランペットでもハンド・ストッピングが行われていた時代がありました。 トランペットでハンド・ストッピングを行うためにベルは少し曲げられましたが、それでもトランペットとしての性質は変わることなくしかも自由に中低音をならすことができたといわれています。
記述として残っているものではユンケルの1782-83年の「音楽年鑑」にその記述が残っています。 それによるとヴェッゲルのトランペットはやや下向きに曲がっており、クルークをスライドのところに持ってきている。その結果彼は用意に確実に、ホルン奏者がベルの中に手を入れるように、「自分自身の音の調子に合わせた・・・それらの巧妙な改良により英雄的な戦いの雄叫びを失うことなく、トランペットの音色を限りなく人間の声に近づけた。すなわち力強さを失わずに優雅さを勝ち取ることに成功したのである」。
このようにトランペットを部分的に変形してハンド・ホルンのように演奏する方法は19世紀初期によく知られるようになりました。
そして当時、これらのトランペットはフランスでは「曲げられたトランペット」または「半月形トランペット」と呼ばれていました。 この楽器のメーカーは1800−40年の間ヨーロッパでは数多く存在しまししたがイギリスヤプロシア、オーストリアにはありませんでした。

参考)ホルンのストップ奏法

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