教会旋法(または教会音階)はグレゴリオ聖歌、及び中性の宗教音楽の基礎となっています。 8世紀頃に決定されたようではじめは8種であった。 その内訳は4種の正格旋法と4度低い4つの変格旋法である。 また、これらの旋法の名称としては古代ギリシアの音階の名称が付けられたが実質的には全く違うものでした。

第1正格旋法ドーリア
第1変格旋法ヒュポドーリア
第2正格旋法フリュギア
第2変格旋法ヒュポフリュギア
第3正格旋法リューディア
第3変格旋法ヒュポリューディア
第4正格旋法ミクソリューディア
第4変格旋法ヒュポミクソリューディア

正格旋法の第1音と変格旋法の4度の音(変格旋法は正格旋法より4度低いので同じ音)は終始音と呼ばれ旋律の最初と最後の音になったり主要な音になったりする。
この音階を使ってグレゴリオ聖歌、及び中世の宗教音楽は発達しましたが16世紀になって、和声的な対位法などの関係から 従来の教会旋法では不十分になってきました。 そこでそれまでにも少しずつ現れてきていた近代の長音階や短音階のようなものを用いるようになりました。 それは、16世紀の中頃には理論家のグラレアーヌスの著書「ドデカコルドン」(12弦;1547年)で承認されるに至りました。 追加された音階は次の通りです。

第5正格旋法エオリア
第5変格旋法ヒュポエオリア
第6正格旋法イオニア
第6変格旋法ヒュポイオニア

それぞれの音階は1から12までの数字で第10旋法という風に呼ばれることもあります。 そして追加されたイオニアからハ長調の音階が発達し、エオリアからはイ短調の音階が生まれたと一般にいわれています。 また、これらの音階は移調によって各種の長音階、短音階の元にもなりました。

mode no. mode name equivalent "white note" scale finals
Primi Toni 1 Dorian D-D D
2 Hypodorian A-A D
3 Phrygian E-E E
Quarti Toni 4 Hypophrygian B-B E
5 Lydian F-F F
6 Hypolydian C-C F
Septimi Toni 7 Mixolydian G-G G
Octavi Toni 8 Hypomixolydian D-D G
Noni Toni 9 Aeolian A-A A
10 Hypoaeolian E-E A
11 Ionic C-C C
Duodècimi Toni 12 Hypoionian G-G C
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