コントラバス・トロンボーンには2種あり,スライドを用いるものと,ヴァルヴを用いるものがあります.
ドイツの奏者がよく吹いているものでは,F管のトロンボーンに4度下がるヴァルヴを取り付け,さらに遠いポジションに対応するための棒を取り付けたものです.
これは,作られた当時,トロンボーンと同じマウスピースで吹かれていました.
ヴァルヴを用いるものでは4つのロータリー・ヴァルヴをつけたものがあります,
F管とBb管があり,F管のものはチンバッソとも呼ばれます.
スライドタイプのもので最も原始的なものは,テナートロンボーンのスライドを2重にするもので,ポジションが遠くならないという利点がありましたが,接触面積の大きさから機能性がいまいちでした.
しかし,現在では,それらの技術的問題も実用上問題ないぐらいまで解決されているようです.
また,特殊なものとしては,ウィンナ・テューバと同じ指使いの6ヴァルヴ・コントラバス・トロンボーンもあります.
1928年,当時ウィーンフィルのテューバ奏者であった,F.クナプケが作らせたものです.
これは,ウィンナ・テューバと同じマウスピースで吹く事ができ,テューバ奏者の持ち替えの苦労を軽減するものでした.
この楽器は,1995年までウィーンフィルにおいて第4トロンボーンパートとして使用されていました.
しかし,このトロンボーンも今ではまれにしか用いられなくなっています, その理由のには細管であった,また,ストレートな形であったので
重量が腕の負担となったということなどがあげられます.
現在ではこれらの欠点を改良したあたらしい,ウィンナ・コントラバス・トロンボーンが製作されています.
それらは,F管テューバと同じボア,で,ベルとヴァルヴ部分は90度の角度があり,地面に立てて用いる(縦型のチンバッソと同じタイプ),といった特徴があります.
チンバッソとコントラバストロンボーンのコンバーチブルタイプもできたようです.
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