基本的にナチュラル・トランペットですが、ナチュラル・トランペットにはない4つの指孔が追加されています。 これは1960年にOtto Steinkopfという人によって開発されたもので、いくつかの有効な点があります。
一つの穴をあけることによって偶数倍音の音を鳴りにくく出来、もう一つの穴をあけることによって奇数倍音を鳴りにくくすることができます。
これによって倍音列が近くなる高音域においても安全なアタックが確保できるようになりました。
また3番目の穴によってピッチを変えることができ、4番目の穴によって美しいf'とa''の音を出すことができるようになりました。
これらの指孔を追加したトランペットを純粋なナチュラル・トランペットと区別するために、バロック・トランペットと呼びます。
CDを見つけたので買って聞いてみました。 現在ではピッコロトランペットを用いると思われるような高音のフレーズを、
現在使われている一般的なトランペットの、1オクターブ近く低い管の楽器を使って演奏しています。
非常に綺麗でしかもピストンがついていないとはわからない演奏でびっくりしました(指孔はついていますが)。
例によってNAXOSのCDですが、非常にお買い得だと思います。
バロック・トランペット(ナチュラル・トランペット)の国際大会というものもあるようです。
このCDは、その第1回の1等賞の人のものでした。(The Art of the Baroque
Trumpet Vol.1 Niklas Eklund)
Vol2もでました。1はソロだけだったのですが、2ではデュエットもやっています。また伴奏にバロック・オルガン、バロック・バスーン、バロック・チェロ
を使用して、ほぼ完全な時代楽器による演奏となっています(トランペットには改良が加わっていますが)。オリジナル楽器による初演もいくつか含まれていました。
Niklas EklundはEdward TarrとデュエットをしているCD(これもナチュラル・トランペット)も出しています.
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